不登校でも将来稼げる人になればいい!

元不登校の二人の子供たちを将来稼げる人にするために実践したあれこれ

不登校 先生との付き合い方

教室

不登校になったら先生とどう付き合うのが正解?

子どもが学校に行かなくなった時、頭を悩ませる要因の一つが
先生との付き合い方。

我が家の長男は、担任の先生との折り合いが悪くなったのが
本格的な不登校のきっかけになったので、
最初のうちは、先生に対して、くすぶった思いが沸々
こみ上げていたことを覚えています。

小学4年生だったので、まだまだ担任の先生の存在が
学校そのもののイメージを決めてしまう時期だったので、
本人が先生に対して、かなり不信感を持ってしまっていたので
どうしようもありませんでした。

私自身も、
矛盾だらけの対応に業を煮やしていた感じがありましたし、
最終的には、学校に行くほうがマイナスに思えてきて、
息子の不登校を受け入れることになったのです。


当時の学年主任の先生も、ものすごくお固い考えの方で
毎日のように家庭訪問してくださるのは有難いのですが
息子の不登校は親のせいだと、随分と責められました。

どうして分かってくれないのだろう、と
苦しい気持ちを抱えたまま
息子の状況も一向に改善しないままで
本人も
「ぼくなんかいない方がいいんだよね(泣)」
と言いだして
ほんと、胸が痛かったです。


ある時、いつものように家庭訪問をされた学年主任の先生から
すごく厳しいことを言われ、
その日の夜には、眠れないぐらいワナワナしてしまい・・・
このままでは自分がしんどいな~(汗、と痛感。


当時、「趣味は内観です!」と言うぐらい
内観やセルフセラピーのワークにはまっていたので、
なんとかこの感情を解放しようと
ガッツリ時間をかけていろんなワークに取り組んでみたのです。


そこで観えてきたこと・・・。

それは、
あの分からずやの(と感じていた)先生が、なぜあんなに
厳しいことを私や息子に言うのか?
先生はどんな思いでいるのか。
そこに考えが及ばなかった、ということでした。

なぜ、あんなにも厳しいことを言うのだろう?
・・・そう考えたら、
先生が、どれほど私たち親子のことを心配してくれているのか
どれほど、学校に戻ってきてほしいと思ってくれているのか
その気持ちがじわーっと伝わってきて

もう、感謝しかないな。。。
と気づかされたのです。


そして、
私自身が最初から「ファイティング・ポーズ」を
取ってしまっていたのではないか・・・
ということにも。


人と人のコミュニケーションは
基本的に、与えたものが返ってきますから
こちらが戦闘体勢だったら、
相手も戦闘体勢にならざるを得ないのですよね。


そのことに気づいてからは、
とにかく先生には
感謝しか伝えませんでした。
そして、
ただでさえ、たくさんの仕事を抱え、
たくさんの生徒の対応に、追われていらっしゃる中で、
わざわざウチの子のために時間を割いていただいて
申し訳ないという気持ちを、いつも伝えました。


このスタンスは、
学年が変わっても、小学校から中学校に変わっても
そして、もちろん今でも
ずっと意識していることです。


その結果どうなったかというと、
息子も娘も、口を揃えてこう言っています。

「自分は学校に行っていなかったけど、
 良い先生しかいなかったからラッキーだったね~」

と。

もう、彼らの記憶の中には、
どの先生も、とても自分に良くしてくれた、というイメージしか
残っていないのです。

卒業後も、何度も会いに行くぐらい
仲良しの先生もできました^^。


我が子が学校に行けなくなった時、
学校や先生、クラスメイトに言いたいことは
たくさんあるかも知れないけれど


誰が悪いのか、という犯人探しだけが
解決方法ではなくて、

むしろ、原因を外にばかり探していても
お互いに辛い時間が長引くだけだなーと
思います。